12月3日(日)高志会館において,第26回富山県造形教育シンポジウムが開催されました。
最初に, 富山市立堀川小学校 長谷川 仁義 教諭 による実践発表がありました。
小学校4年生における実践「壁に描こう」から,2×13mもの大きな壁面に描くというタイなミックな実践です。
最初は自分の世界の中で描いていた子供たちが,周りの友達との関わりの中から色や形のバランスを考えながら表現を変容させていきました。
主体的に造形に関わっていく子供たちの学びの姿がよく分かる発表でした。
次に,富山県立富山北部高等学校 松倉 朝子 教諭 による実践発表がありました。
生徒たちで仮想のデザイン会社を設立し,様々なポスターをクライアントの意向に合わせて練り直していく実践でした。
イラストレーターや,フォトショップなどを駆使し,プロも顔負けの力作をつくり出している姿は素晴らしかったです。
デジタルだからできる試行錯誤をしながら,創造的な力を発揮している姿がよく分かりました。
実践発表の後は,教育記念館に展示されている造形教育作品展の作品を見て,子供の思いを読み取るギャラリートークを行いました。
「どんな思いでこの子はこの表現をしたのだろう」とみんなで考えることは大変楽しいことでした。